俗名での葬儀は非常に難しい

姫路での僧侶派遣の依頼がありました。後のお寺とのお付き合いが不可能な為、白木の位牌の処分にも困るので俗名で葬儀だけしたいという。ご家族様の事情を尊重するも複雑でした。結論から申しますと俗名での葬儀は仏教のしきたりではタブーだからです。通常は仏様のお弟子にならなければ戒や引導を渡せません。つまり仏様になれないのです。弟子にしていただくためにはちゃんと戒名というお名前をいただかなければなりません。式中に初七日も依頼されましたが本来はこれもタブー。四十九日まで七日ごとに仏様の教えを受けるための法事になります。俗名での葬儀をしてしまうと故人様がその教えを受けることができないのです。僧侶としましても俗名では仏様にお弟子ですと橋渡しができません。嘘は申せません。僧侶としては複雑な弔い方でございました。せめて地獄道に落ちないようにのみさせていただくことしかできません。後はご親族様が故人様を一生懸命に供養なさることをお祈り申し上げます。この世は利便に尽きると安易なお考えはご法度です。故人様のこの世での最後のお見送りです。ご家族様の事情もおありであると思いますがせめてそれならば戒名ありの火葬式の方が弔いの方法としては簡素ではございますが故人様も浮かばれるのではないかと存じます。重ねて『この世は利便に尽きると安易なお考えはご法度!』です

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