『北本聖明 阿闍梨のつぶやき日記』
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本日は令和７年３月30日(日)となりました。28日の早朝4時半より定例であります。不動明王縁日で護摩を修しました。護摩の🔥は次の通りです。
毎回思う事なのですが、28日の護摩は基本非公開でそして、早朝！静寂で気配がない、つまり人が動かず邪念がない空間。集中力も高まり観想に入りやすいそのため炎の様子にも影響してきます。とても良い護摩の炎🔥でした。
前回のブログでも申しましたが全ては一如です。護摩を修し思う事がありました。心眼にかかる黒いモヤ、つまり煩悩が消されると『気づき』が見えてきます。現象が起き迷いが生じると全てそこに気が集まり心眼の視界をさえぎりはじめます。そうなると負のスパイラルがはじまり、煩悩が消され心眼をさえぎるモヤが晴れると『気づき』となり正の好循環に変換して行く。『全て一如』つまり、今の自身の内面が全てを左右する。
内面は水面です。邪に脅かされると水面は揺れ始め、もっとひどくなると水は茶色に濁ります。ではもとに戻すにはどうすればよいか、水面に手を加えることなく静かにしていれば勝手に水面は元に戻る。私事ですが先月凄く不安を感じ、頭を抱えていた事柄がありました。今も全く解決していませんがその時ほど不安を抱くこともなく毎日を過ごせています。本当に不思議です。
仏教では原因、源があり、それに関する因果関係となることを因果応報と申しております。でも上記のような智恵があれば、事の発端は『心』です。そして『一如』心が健やかであることが一番大切です。
このようなお話を聞いたことがあります。末期がんで余命3か月の方がある医者の先生のところに伺ったときのお話しです。その方はその先生が最後の希望と思いお伺いされました。先進医療の治療をして下さるのだと思っていましたが、一向に治療方針のお話しはなく雑談ばかりでした。その方が『そろそろ先生治療についてお話しを・・・』と伺うかがいした所、先生はこう申されたそうです。『治療はしません。そもそも癌って治すものですか？別に治さなくてもいいと私は思います。それよりも○○さん元気になったら何したいですか？癌を持っていても元気な方はいらっしゃいます。癌を持ってるからって自分を否定してはいけませんよ。癌を持っているあなたを大切に思うことが大事なんです。癌を嫌っちゃうからどんどん癌に嫌われて悪くなる。それは同時に自分を嫌いになっちゃってるんだと思います。自分を大切にしてあげましょう。だからご自身にご褒美を作ってあげて下さい。○○さん病気のことは、ちょっと横に置いて、今ご自身が元気になったら何がしたいですか？』そう先生はおっしゃったそうです。
その時に○○さんはこうお答えになられました。『先生、私世界中を旅をして美味しいものをいっぱい食べ歩きたい』そのように申されたそうです。そして先生は『○○さんいいですね！早く元気になって世界中の美味しものを食べ歩きに行きましょう』そして、その後その方は3か月後どうなったかですが、ちゃんと生きていらっしゃいます。そしてお仕事をされて働いておられるそうです。癌はありますが、進行はしていない。以前よりもかなりお元気だそうです。
先日私の親友が若くして癌で亡くなりました。亡くなる1か月前に電話で話をしました。体の調子が悪く、どんどん衰弱していることを申しておりました。元気な時はよく合っておりましたが体を悪くしてからは会う事もできずでした。残念です。私もなかなか気持ちがふっきれません。でも一方で癌を克服した方はこのようにいらっしゃる。何かの因果応報があるのならきっと昔から言われている『病は気から』です。つまり心の状態が一番大切なのだと思います。
人の道は生老病死からは逃れられませんが、心は明にも暗にも変化できる。心暗き時は見えるもの全て暗しとのお大師様のお言葉のように、その状態では正波動を見落とし好循環にならないことは必須。心は変化できる。
私も負に陥ることは良くあります。でも嵐は必ず過ぎ去るものだと思っています。どうすれば良いか水面が奇麗になるまで『何もしなければ良い』または『直感でこれがしたいと思うことをする』ようにしています。心が全て一如そう思っております。これも護摩からのメッセージつまりは仏様からのシグナルです。生かされていること全て一如、単体はなく全てが心で繋がっている。常に今を正として歩む。そう心掛けております。全ての方が幸せであることを毎日切に願っております。安心立命でありますように。合掌
追伸とお詫び
一週間近くブログ更新なく大変ご心配をお掛け致しました。予期せぬ激務となり、このままでは体調を崩しかねないと思い、実務を優先させていただいております。しわ寄せが出てきており順番に処理しております。気の必要な仕事がほとんどですので自身のコンディションの良きタイミングを見計らってこなしております。お返事をお待ちの方に大変ご不便をおかけしております。少しずつ落ち着いてきてはいますが、無理なく業務を戻しております。気を大幅に減らせば気を大幅に補わなければならなくなります。そうなりますと良き結果となりませんので何卒ご容赦下さいますようよろしくお願い申し上げます。三寒四温により体調を崩しやすい時期ですのでどうぞお身体には充分ご自愛下さい。北本聖明
2025年相談会の決定日のみお知らせ致します。
◎愛媛松山相談会
4月12日（土）13日(日) 14日（月）愛媛松山
※愛媛相談会は満予となりました。悪しからずご了承下さい。
◎東京横浜相談会
５月24日（土）東京駅近郊
5月25日 (日) 東京八王子 （午前中）
5月25日 (日) 新横浜 （午後） ※残りわずか
2025年6月以降の相談会日程は近日中にご案内致します。合掌
住職も毎日聞き流しております。お部屋や事務所の浄化とお清めにご視聴下さい。孔雀明王ご真言
令和7年3月の護摩の日程はこちら
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真言密教、開運 僧侶相談、マインドフルネス、新横浜・名古屋・京都・愛媛松山
2025年の相談会日程は決まり次第順にお知らせ致します。
【マインドフルネスとは】
雑念にとらわれず、自然な意識のみにフォーカスし本来自身に備わっている、豊かな心の意識を覚醒する状態に入ることです。まさしく、現代で話題になっているマインドフルネスは北本聖明の歩みです。密教を通じ、密教僧として長年歩んできた生き方です。☆ストレス軽減☆パフォーマンス向上☆直観力向上☆気力.運気UP☆邪気予防 ◎自身の気質を知り幸せに歩む、真言密教を通じそのような方法を伝授しています。人生相談、運気改善、悩み事、ご相談下さい。
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こちらは現在進行中の三回講座になります。
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さて、ご質問がありました。仏教を日本に広めたのは聖徳太子です。ですが、お不動様っていつから日本で信仰されているのですか？おっと・・・我々真言密教僧は当たり前の如く知っていることですが、そりゃそうです。知らない方がほとんどでしょう。ではアンサーです。平安時代からでお不動様をこの日本に初めてお連れになったのは・・・
