自分でできる遺品の処分

葬儀後によく聞かれることがあります。四十九日が終わると白木の飾り棚の処分はどうしたらよいでしょうか?葬儀業者によっては引き取っていただけるところもあるかもしれませんが現場に行くとたいていは喪主様で処分のようです。正直悩むと思います。葬儀の際に使用したものです。お坊さんに供養していただいた方がよいのかな?そう思う方がほとんどであろうと思います。僧侶の立場から申しますと白木の飾り棚などに魂が入るといった感覚はありません。しかし、気になることでしょうから実際は供養して片付ける方が心苦しさがないと思います。中には故人様が大切にしていた遺品、お茶碗、お箸、コップ、入れ歯、タオル、衣服類など小物だけでもいろいろと悩むと思います。

私のところにもそのような依頼がございます。寺院からお近くの方は法要をさせていただいています。その際、遺品はお寺にお持ちいただいています。ただし、法要のみで処分は施主様にお願いしています。しかしながら、遠方となると来寺することも私が施主さまのご自宅へ訪ねて行くこともできません。その場合はどうすればよいでしょうか。

清めお香供養という方法があります。

当寺院のご本尊様は安芸の宮島から奉戴してまいりました十一面観音菩薩です。十一面観音菩薩は観音菩薩様の中でもさまざまな仏様にお使いになられた優秀な仏様です。また、敵に回すと大変な歓喜天さえもいうことをきかしてしまうお力をお持ちです。その霊験あらたかな十一面観音菩薩の元供養しました。清めお香を遺品へお使いください。全国対応一袋三千円でお分けしています。お気軽にお問合せ下さい。但し、人形などの処分はできません。別の清め香となります。

お問い合わせフォーム

最近はネットのみを利用した全国対応遺品回収業者が多く存在します。簡単に依頼できる裏では供養もせずそのままゴミのように廃棄してしまう業者もあるという心無い話も耳にします。業者は寺院ではありません。ビジネス優先に考えているということを忘れてはなりません。最後は、ご自身の手で丁寧に悔いなく御処分ください。

 

 

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