このご時世なんでもネット検索で探すことができる。ホームページも綺麗に製作してあり、わかりやすくそれなりの記載があればその事業者のことを信用してしまいがちになります。最近では寺のホームページも増え、宣伝のために活用している寺院も少なくありません。
当寺院『純聖寺』もそれは否定しません。しかしながら、誇大な表現で、叶わないことを記載し誘導していくようなホームページをよく目にします。私の見識からはおかしいことだらけです。知らないということは信用してしまいまいますから怖いことです。特に寺院活動はビジネスではありません。少しそのような気のあるところは正しい目を持って判断しなければなりません。
真言宗僧侶入門時にある弟子へ私の思いを伝えたことがあります。『欲に目がくらむ者に利他はない』寺院は困った方の駆け込み場所です。自利から利他へ(自身を正しく磨き手を差し伸べる)これが僧侶のあるべき姿であると思います。自身が欲で動くならば人はそんな坊主に相談などしません。正式な僧侶活動を忘れてはならない。そのようになれば僧侶としての仕事はなくなり、やがて僧侶ではなくなるのです。
※加工画像の宣伝ばかりで院内の様子もほとんどなく、主たる方の顔も出さず身元も明らかに公表されていないのはいささか疑問に感じざるを得ません。
メッキがはがれ真相を知ったときに「遅かった」と後悔しないように、あらゆることをご自身の目でしっかりと確かめること!ネットだけに頼らないようにしていただきたいと思います。
1月19日(日)は午前10時からと午後14時から今年初めての定例護摩です。真言密教僧の本分を忘れずに頑張ります!